📝

RAIDについて

に公開

動機

私は学習を通じてRAIDについての理解が浅いと思い、サーバーを学習する中でとても大切な要素だと思うので今回技術ブログにアウトプットを行い理解を深めようと思いました。

RAIDとは

RAIDは、複数のハードディスクを1つのまとまった仕組みとして使う技術。
目的
1.データを守る
2.読み書きを速くする
わかりやすくいうと...
・普通のPCは「一つのお弁当箱(一つのHDD)」でデータを保存。
・RAIDは「複数のお弁当箱(複数のHDD)」を使って分けて保存したり、コピーを取ったりします。

RAIDレベルについて

RAID0
・特徴:データを複数のディスクに分散して書き込む
・メリット:高速(読み書きが速い)
・デメリット:1台でも壊れると全データが失われる(冗長性なし)
・用途:スピード重視の用途(ゲーム、動画編集など)

RAID1
・特徴:同じデータを2台のディスクに書き込む(コピー)
・メリット:1台壊れてもデータは失われない(高い冗長性)
・デメリット:容量効率が悪い(2台使っても実質1台分の容量)
・用途:重要なデータの保護(会計データ、サーバーなど)

RAID5
・特徴:データと「パリティ(誤り訂正情報)」を分散して保存
・メリット:1台壊れても復旧可能、容量効率も良い
・デメリット:書き込み速度がやや遅い
・用途:バランス重視のサーバーやNAS

RAID6
・特徴:RAID 5の強化版。2台まで同時に壊れてもOK
・メリット:より高い冗長性
・デメリット:RAID 5よりさらに書き込みが遅い
・用途:高信頼性が求められる業務用システム

RAID10(RAID1+0)
・特徴:ミラーリングとストライピングの組み合わせ
・メリット:高速かつ高い冗長性
・デメリット:コストが高い(最低4台必要)
・用途:高速かつ安全性が必要なシステム(データベースなど)

主なRAIDレベルの容量計算方法

RAIDレベル 容量計算式 最低ディスク数 特徴
RAID 0 N × S 2台 高速・冗長性なし
RAID 1 S 2台 ミラーリング(容量は半分)
RAID 5 (N - 1) × S 3台 パリティ1台分を除く
RAID 6 (N - 2) × S 4台 パリティ2台分を除く
RAID 10 (N ÷ 2) × S 4台 ミラー+ストライピング(容量は半分)

※ N = ディスクの台数、S = 1台あたりの容量(例:2TB)

最後に

本記事ではRAIDについてまとめましたが、まだ理解が浅い部分や至らない点も多くあるかと思います。もし誤りや改善点などお気づきの点があれば、ぜひご指摘いただけると嬉しいです。
今後も学んだことを整理しながら、より良いアウトプットができるよう努めていきます。

Discussion