🐧

M1 MacにAlmaLinuxをインストール(UTM利用)

2022/11/19に公開約6,200字

はじめに

お久しぶりです。アルモンです。
最近何も書いていなかったので何か書くことないかな〜と考えていたところふと、あるエンジニアさんの言葉を思い出しました。

プログラミングとか1ミリも分からない素人がエンジニア目指すなら、まずはLinuxに触れろ。

……まあ真偽のほどは置いておくとして実際、特にWeb関係では至る所でLinuxが使われています。またLinuxは商用OS(WindowsとかMac)ほどユーザーフレンドリーではないため、良い意味で苦労することが多く、そういった経験を積む過程で自然とPCそのものやプログラムに対する理解が深まるというメリットもあります。(多分…)

というわけで今回は実際にLinux、中でもAlmaLinuxというのをインストールしてみようと思います。

ちなみにLinuxについて書籍ベースで勉強したいって方は、LPI-JapanのLinux標準教科書が無料で読めるのでおすすめです。自分も記事の参考にしています↓↓↓
https://linuc.org/textbooks/linux/

そもそもLinuxとは

端的にいえばUnixっていうOSをベースに開発された無料で使えるオープンソースのOSです。コストが掛からずライセンス関係もフリーであるため、個人だけでなく多くの企業や組織でも使われています。
またオープンソースであるLinuxは誰でも開発・改良を行えるため、開発する組織やプロジェクトによって様々な種類(ディストリビューション)があります。 有名どころはUbuntuCentOSなど。

実は今回、多くの書籍でおすすめされているCentOSを使うつもりだったのですが、なんでも近いうちにサポートが打ち切られるそうなので、その後継と謳われているAlmaLinuxを入れてみようと思います。(同じく後継としてRocky Linuxってのもあります。ほとんど同じものなのでそちらを選んでも構いません。)

インストール方法

やり方は色々とありますが、今回はUTMというツールで仮想環境を作ってインストールします。

UTMのインストール

公式サイトからダウンロードするか、Homebrewを使ってインストールします。

なお公式サイトでは無料の通常版と有料のMac App Store版がありますが、後者は開発を積極的に支援したい方向けのものです。現時点で2つに機能的な違いはありません。
https://mac.getutm.app
ダウンロードが完了したら通常のアプリと同じくファイルをクリック、画面の指示に従いインストールしてください。

Homebrewからインストールする場合は以下のコマンドを実行してください。

brew install --cask utm

AlmaLinuxをダウンロード

公式ページからダウンロードします。
https://almalinux.org

DownloadボタンをクリックするとCPUの種類ごとにいくつかリンクが表示されます。
今回はM1Macにインストールするのでaarch64(M1チップはARMアーキテクチャ)、バージョンはとりあえず最新にしておきます。

次に国内のどのミラーサイトからダウンロードするか表示されます。
どこを選んでもダウンロード速度などは大して変わらないので好きなのを選びましょう。

ミラーサイトを選ぶと次のような画面が表示されると思います。

ダウンロードするのはlatest、すなわち最新版である上3つのどれかです。
3つの違いは以下の通りです。自分はBootを選びました。

種類 インターネット接続 サイズ 説明
Boot 必要 最小 インストール時に必要なパッケージをダウンロードする
Minimal 不要 最小限のパッケージのみ含む
DVD 不要 各種パッケージてんこ盛り

ISOファイルのダウンロードが完了したらインストール作業に入ります。

AlmaLinuxのインストール

まずはUTMを起動、仮想マシンを作成を選択します。

今回はM1チップと同じアーキテクチャ(aarch64)版をダウンロードしたので上の仮想化を選択します。

OSはもちろんLinuxを選択。

次に起動ISOイメージの選択から先ほどダウンロードしたLinuxのISOファイルを指定します。選択できたら続けるをクリック。

Linux側で使用するメモリやCPUコア、ストレージなどを設定できますが特別な理由がなければデフォルトで問題ないと思います。(以下、自分のMacのデフォルト値)

共有ディレクトリとはMac側とLinux側で共有するフォルダを設定できるようです。自分は今回は設定しませんでした。

最後に分かりやすい名前をつけて仮想マシンの作成は完了です。

では作成した仮想マシンを起動してみましょう。

ブートメニューが起動するのでInstall AlmaLinux 9.1を選択します。カーソルは矢印キー、決定はreturnキーで行います。

しばらく待つとインストールメニューが表示されます。画面の指示に従って進めていきましょう。
言語は日本語を選択し、続行をクリックします。

次にインストールの概要が表示されます。

順番に必要な項目を設定していきます。
まず自分のMacキーボードはUS配列なのでUSキーボードに変更します。お使いのキーボードに合わせて変更してください。

日付と時刻は東京になっていなければ設定します。

ソフトウェアの選択ではサーバー(GUI使用) を選択します。

インストール先はディスクを選択して左上の完了をクリックします。上手くいかないときは操作をもう一度繰り返してみてください。

root(管理者)パスワードの設定を行います。簡単なパスワードを設定する場合は左上の完了を2回クリックする必要があります。

ユーザーの作成は必須ではありませんが、自分はLinuxのユーザー管理システムの理解を深めるために作成します。(一応フルネームとユーザー名は分けた。ユーザー名はホームディレクトリの名前になるので短い方が使い勝手が良いと思われる。)

以上で設定は完了です。問題がなければ右下のインストールの開始が押せるようになっているはずなので、クリックしてインストールを開始しましょう。

今回はBoot版なのでパッケージをダウンロードする都合上、ネット環境によっては時間がかかる場合があります。参考までに自分の環境では10分ほどでした。
では右下のボタンからシステムの再起動を行いましょう。

……またブートメニューが立ち上がりましたね。
これは仮想マシンからインストールファイルを消去していないためです。
UTMのメニューから消去をクリック後、仮想マシンを再起動します。

今度は無事にAlmaLinuxが立ち上がりましたね。ユーザー名をクリックし、設定したパスワードでログインします。

デスクトップが表示されました。
これで晴れてAlmaLinuxのインストールが完了です!

最後にスクロール方向と日本語入力の設定だけやっておきます。
どちらも設定から行います。


設定>マウスとタッチパッド>ナチュラルスクロール


設定>Keyboard>入力ソース


設定>Keyboard>入力ソース>日本語


設定>Keyboard>入力ソース>日本語>Anthyを選択

日本語入力を行いたいときは右上のメニューからクリックして選択するか、command + スペースバーで切り替えます。(WindowsではWindowsキー + スペース)
ただしcommand + スペースバーはデフォルトだとMacの機能であるSpotlight検索と重複しているため上手く動作しません。このためショートカットキーで入力方法を切り替えたいときはUTMの機能を利用します。右上のアイコン、マウスカーソルをキャプチャをクリックします。

マウスカーソルをキャプチャ

こうすることで操作内容をLinux内に留めることができ、Mac側のショートカットと衝突することがなくなります。なお、Linux内から抜けたいときはcontrol + optionを押します。

今回は以上となります。お疲れ様でした!

Discussion

ログインするとコメントできます