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専門分野を専門外の人に話すときのTIPS(たとえ話とか、断りとかをどうするか)

Akira KashiharaAkira Kashihara

よく知り合いに「Kashiharaくんの例え話が分かりやすい、技術がわからない人間でも、なんとなく分かった気になれる」といったようなことを頂くので、イメージの伝達に成功した話をただただ共有したいというだけのscrapです。もしも、皆さんも同じ経験があれば、投稿いただけると学びがあり非常に嬉しいです。
このscrapを作ろうと思ったのは、一冊の本の断りが非常に腑に落ち「なるほど!」と思ったことがきっかけです。
そういう、少し情報を落としてでも(正確さにかけてでも)伝えたい場面が出てきた時に、使えるだろう(保証はしません)例文として残したいと思い、作りました。

なお、もちろん専門的な概念や語句を日常生活の用語に落とすので、正確性には欠けます。予めご了承ください。

Akira KashiharaAkira Kashihara

原沢先生の「日本人のための日本語文法入門」の「はじめに」が凄いです。研究者に対しても読者に対しても、断り(limitationのようなもの)を書いているのですが、非常にすっと入ってきて、分かりやすいです。僕もこういう文を書けるようになりたいと思いました。
一文だけ引用すると

これは、たとえば、日本人の100人のうち、80人が主食に米を食べ、20人がパンを食べるという事実があるとしたら、「日本人は基本的に米を食べる」とだけ述べ、パンを食べる事実についてはあえて言及しないという立場を意味します。
原沢伊都夫, 『日本人のための日本語文法入門』, 講談社現代新書, pp.3(だと思われる、電子書籍のため不正確かもしれない), 2016

ここが、ぐっと刺さりました。
この「はじめに」は試し読みで読めるので、皆さんも是非。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01M8GUXYE/ref=ppx_yo_dt_b_d_asin_title_o01?ie=UTF8&psc=1