Claude Code 実践検証 Day 19|MCP統合の基礎―CLIで足りないときだけ使う
Claude Code 実践検証 Day 19|MCP統合の基礎―CLIで足りないときだけ使う
MCPとは何か
MCPは外部サービスやツールをClaude Codeに接続するための仕組みです。
「ブラウザを操作したい」「外部APIと連携したい」といった場面で使います。今回はPlaywright MCPを例に、Windows環境での設定方法を解説します。
私は「CLIで代替できるものはCLI、CLIでは不可能なものだけMCP」という使い分けにしています。理由は透明性です。CLIならコマンドがそのまま見えますが、MCPは内部で何が起きているか見えにくいからです。なお、Day 20の検証でMCP利用時の透明性の確保方法を詳しく扱います。
MCPを使うべき場面
| ユースケース | CLI | MCP | 推奨 |
|---|---|---|---|
| git操作 | ✅ git status
|
△ | CLI |
| GitHub操作 | ✅ gh pr list
|
△ | CLI |
| ファイル操作 | ✅ ls, cat
|
△ | CLI |
| ブラウザ操作 | ❌ | ✅ Playwright | MCP |
| OAuth認証連携 | △ | ✅ | MCP |
原則: CLIで実現可能ならCLI。CLIでは困難または不可能な場合にMCP。
Playwright MCPの設定(Windows環境)
1. 設定ファイルを作成
プロジェクトルートに .mcp.json を作成します。
{
"mcpServers": {
"playwright": {
"command": "npx",
"args": ["@playwright/mcp@latest"]
}
}
}
この設定で動作しました。公式ドキュメントでは cmd /c ラッパーが推奨されていますが、環境によっては不要な場合もあります。動作しない場合は以下を試してください。
{
"mcpServers": {
"playwright": {
"command": "cmd",
"args": ["/c", "npx", "@playwright/mcp@latest"]
}
}
}
重要: .claude/.mcp.json ではなく、プロジェクトルート直下に配置してください。.claude/ 内に置くと読み込まれません。
2. 接続確認
claude mcp list
以下のように表示されれば成功です。
playwright: npx @playwright/mcp@latest - ✓ Connected
3. 動作確認
Claude Codeを起動して、以下のように指示します。
Googleのトップページを開いて、タイトルを教えてください
ブラウザ(Chrome)が起動し、結果が返ってくれば設定完了です。
Windows環境での注意点
警告は無視してOK
/mcp コマンドを実行すると、以下の警告が表示されます。
[Warning] Windows requires 'cmd /c' wrapper to execute npx
この警告が出ても動作は正常です。無視して問題ありません。
設定ファイルの配置場所
| 配置場所 | 読み込み |
|---|---|
プロジェクトルート .mcp.json
|
✅ |
.claude/.mcp.json |
❌ 読み込まれない |
公式ドキュメントには .claude/.mcp.json も可能と書かれていますが、実際には読み込まれませんでした。プロジェクトルート直下に配置してください。
ブラウザの挙動
Playwright MCPで起動するブラウザには、いくつか特徴があります。
| 項目 | 挙動 |
|---|---|
| ブラウザ | Google Chrome(ヘッドフル) |
| プロファイル | 隔離された新規プロファイル |
| ログイン状態 | 保持されない(未ログイン状態) |
| 終了タイミング | Claude Codeをexitすると終了 |
セッションごとにクリーンな状態で起動するため、ログイン状態を維持した操作には向きません。一方で、テスト用途やスクレイピングには適しています。
検証環境
| 項目 | 値 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Pro |
| Claude Code | 1.0.29 |
| シェル | Git Bash |
| 検証日 | 2025-12-20 |
この基礎を使うと
Playwright MCPを設定すれば、「このURLを開いて内容を確認して」といった指示でブラウザ操作ができるようになります。CLIでは不可能だったWebページの確認やフォーム操作が可能になります。
シリーズを追いかける
12月25日まで毎日更新。フォローしておくと通知が届きます。
次回:Day 20「MCP検証―透明性確保とデバッグの実態」
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