【応用情報】R7春 午後(問2:経営戦略)その1:全体像の把握
はじめに
今回は令和7年度春期 応用情報技術者試験(午後:問2 経営戦略) について解説します。
今回は長文となるため全3回に分けております。
- その1:全体像の把握
- その2:設問1&設問2
- その3:設問3
この記事では問題文と設問は一部のみ掲載します。
下記リンクの過去問PDFを参照しながら、お読みいただくことを推奨いたします。
※出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午後 問題冊子
問題文の全体像
大きく下記のように分けて、概要レベルで読んでいきます。
試験開始後すぐに問題文を細かく読んで解き始めるのではなく、まずは全体をさらっと押さえておくことが重要です。
- 状況と目的の把握(何のために何をするのか?)
- 成長マトリクス
- 環境分析とクロスSWOT分析
- さらなる多角化へ
状況と目的の把握(何のために何をするのか?)

問題文の冒頭
冒頭では、下記の状況が読み取れます。
- 舞台は大手化学メーカー
- もともとフィルム(写真フィルム・医療用X線フィルム)を主力としていた
- アナログからデジタルへの変化で売上が落ちた
- 売上が落ちてから、保有技術を棚卸して事業を多角化してきた
多角化をしても、経営層には懸念があるようです。
今後も事業環境が変化する中で安定的に成長できるか?
それを踏まえ、事業リスクに備えた中期経営計画の策定を指示します。

リスクを懸念し指示する
問題文で使われているツールは下記のとおりです。
- 成長マトリクス(既存市場と新製品、新規市場と既存製品、など)
- 内部/外部環境分析(強み・弱み・機会・脅威)
- クロスSWOT分析(強み×機会、強み×脅威、など)
成長マトリクス
説明を図にあてはめると、何が見えてくるでしょうか?

成長戦略の振り返り

成長マトリクス

第2・3象限での成功事例
第2・3象限での成功しているようです。
- 既存の市場へ、新規に開発した製品を投入した
- いままで参入してない市場へ、既存製品を広めた
なんとなく、状況は見えてきたのではないでしょうか。
本文には下線①があり、設問にも関係するところです。
環境分析とクロスSWOT分析
外部環境と内部環境のそれぞれについて、さまざまな状況が箇条書きされています。
状況を読んで、それが強み/弱み/機会/脅威のどれに該当するのか判断する必要があります。

外部環境(一部掲載)

内部環境(一部掲載)
ここでは、組み合わせで考えます。
考え方は、たとえば下記のようなイメージです。
- 内部=Strength(強み)/Weakness(弱み) → 会社内部の資源や実績を確認
- 外部=Opportunity(機会)/Threat(脅威) → 市場動向や国際情勢などを確認
- クロスSWOT分析では、例えば「強み×機会」で新製品市場を狙う戦略、「強み×脅威」で差別化による防御などを導く
さらなる多角化へ
環境分析とクロスSWOT分析の結果により新たな戦略、つまりさらなる多角化をするようです。

さらなる多角化へ
下線が③、④と2つ続けて引いてあるので、設問が集中しそうですね。
当然ながら、さらなる多角化を進めるための資源が十分なのか?という疑問があります。

経営資源について考える
伸びない事業は畳むとか、他社を買収するなど検討するようです。
下線⑤M&Aについて問われる設問がありそうですね。
さいごに(続く)
問題文の確認はここまでです。
この記事では、本当にさらっとしか確認していません。
次回以降、設問を解く際に必要な箇所を細かくピックアップするような読み方をします。
また、毎度のことで恐縮ですがYouTubeで過去問解説をしております。
この問題については、すでに公開ですのでご興味があればチェックしてみてください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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