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IT未経験からSalesforce認定Platformアドミニストレーターに合格した話

はじめに

こんにちは!
今回は、IT未経験で入社して、Salesforce認定Platformアドミニストレーター試験に合格した話をしようと思います。

正直、入社した頃は「Salesforceって何?」というレベルからのスタートでした。そんな僕でも何とか合格できたので、これから同じように未経験でSalesforce業界に飛び込む方や、資格に挑戦しようとしている方の背中を少しでも押せたらいいなと思って、当時の勉強法や心境を振り返ってみることにしました。

「 未経験でも意外といけるかも ! 」って思ってもらえたら嬉しいです。

Salesforce認定Platformアドミニストレーターとは ?

Salesforce認定Platformアドミニストレーターは、Salesforceの運用・管理スキルを証明する資格です。

Salesforceを日々の業務で使っている実務経験者を対象としており、Sales Cloud・Service Cloud・Experience Cloudといった主要な製品群を横断して、エンドユーザーが使う機能から、管理者としての設定・カスタマイズ・運用管理まで幅広く問われます。

Salesforceの資格体系の中では入門にあたる位置づけですが、内容は決して簡単ではなく、実際に管理画面を触った経験がないと解けない実践的な問題が多いのが特徴です。この資格を取得することで、権限管理・データ運用・自動化・レポート/ダッシュボードといった管理者としての基礎知識を一通り身につけていることの証明になります。

試験の概要(現時点の情報)

ここで、Salesforce認定Platformアドミニストレーター試験そのものの概要も簡単に整理しておきます。

試験形式

  • 出題数:60問(採点対象)+5問(採点対象外の非公開問題)の合計65問
  • 試験時間:105分
  • 受験料:33,000円(税込)
  • 再受験料:本試験の半額

合格ライン

合格ラインは65%前後で案内されることが多いですが、2026年4月24日以降の試験範囲改訂に合わせて68%まで引き上げられたという情報もあります。合格ラインは改訂のタイミングで変わることがあるため、受験前に必ず公式の受験ガイドで最新の数値を確認することをおすすめします。

出題範囲(ドメインと比率の目安)

  • データ管理&分析:17%
  • 設定とセットアップ:15%
  • オブジェクトマネージャーとLightningアプリケーションビルダー:15%
  • 自動化:15%
  • セールスおよびマーケティングアプリケーション:10%
  • サービスと支援アプリケーション:10%
  • 生産性とコラボレーション:10%
  • Agentforce:8%

2026年4月24日の改訂で新たに追加されたのが「Agentforce」の区分です。SalesforceのAIエージェント機能に関する基礎的な理解を問う内容が中心とされています。それ以外の主要な出題領域(データ管理、設定、オブジェクトマネージャー、自動化まわり)は、以前から大きな変更はありません。

※出題比率・合格ライン・受験料は改訂によって変わる可能性があるため、受験前に必ず公式サイト(Trailhead Academy)の最新情報を確認してください。

※下記Salesforce公式の情報です。
https://trailhead.salesforce.com/ja/credentials/administrator

入社から合格までの3ヶ月間、こんな感じで進めました 🏃💨

大まかに、こんなペースで進めていました。▼

1ヶ月目:とにかく会社の研修資料を読み込む

まずは会社の研修資料をベースに、Salesforceの基本をインプットしていきました。
とはいえ最初は本当に「Salesforceって何だっけ...」と何回も同じ箇所を読み直しては操作する、それでも理解できないところは検索するを繰り返して機能の理解を深めていきました😥

用語のひとつひとつが新しくて、右も左もわからない状態でしたが、まずはSalesforceで何ができるのか全体像をつかむことだけを意識していました。

2ヶ月目:研修資料 + 公式模擬問題に挑戦

研修資料を進行しつつ、公式の模擬問題にも手を出し始めました。頭に入れた知識が実際の問題形式でどう問われるのか確認しながら、「あ、ここ抜けてるな」という部分を洗い出していく期間でした。
今振り返ると、このタイミングで模擬問題に手を出しておいて本当によかったなと思っています。研修資料を読んでいるだけだと、自分が「わかったつもり」で終わっている部分になかなか気づけないんですよね。実際に模擬問題を解いてみたことで、「あれ、ここ全然できてないじゃん」という自分の弱点が初めてはっきり見えた感覚がありました。

※公式模擬問題URL

https://trailhead.salesforce.com/ja/content/learn/modules/administrator-certification-prep-applications-activities-and-mobile/prep-for-service-and-support-applications

このサイトの良いところは、単に正解・不正解が分かるだけでなく、なぜその解答が正しいのか(間違っていたのか)まで解説が読める点です。

間違えた問題は、解説を読んで自分がどこを勘違いしていたのかをその場でしっかり確認できるので、同じ間違いを繰り返しにくくなります。

3ヶ月目:模擬問題を解きまくって、わからないところは都度調べる

模擬問題を繰り返し解きながら、理解が浅いところはSalesforce公式ブログやYouTubeで都度調べる、というサイクルをひたすら回していました。同じ問題を何度も解き直すことで、丸暗記じゃなくて「なんでこの答えになるんだっけ」を理解することを意識していました。
この時期に先輩からもらったアドバイスで、実際にすごく役立ったものがあります。

それが、Trailheadの『リソース』を読んでおくといいというものです。
Trailheadで実際に手を動かして操作を学んでいく中で、以下のキャプチャのように「リソース」という項目があります。

ここには、本文の解説だけでは触れきれない、かなり詳細な内容までまとめられています。時間に余裕があるときは、ここまで目を通しておくのをおすすめします。模擬問題を解くだけだとどうしても表面的な理解で止まりがちなので、リソースまで読み込んでおくと理解の深さが一段階変わる感覚がありました。( ちなみに実務に入った今でもここはよく利用します )

※当時見ていたYouTube

https://www.youtube.com/@sftak

Salesforceの色々な機能を、実際に画面を操作しながら紹介してくれるアカウントです。手順を目で追いながら解説を聞けるので、テキストだけでは掴みにくい操作イメージがつかみやすいです。

もうひとつ、試験全体の概要をつかむために参考にしていたのがこちらの公式記事です。

https://www.salesforce.com/jp/blog/proven-strategies-for-salesforce-certification-success/

対象試験の範囲や出題傾向など、まず全体像を把握したいときに役立ちました。上記のURLは一例として挙げているものなので、ここは自由に検索してください。

使う教材の選択 📚️✏️

もし研修資料以外にも教材を取り入れようと考えているなら、「なんでも網羅的に書いてある本」よりも、自分が理解できて、実際に手を動かせるところまでイメージできる教材を選ぶことをおすすめします。

ここから先は正直かなり泥臭くて非効率な、僕自身の教材選びの記録です。「そこまで興味ないよ」という方は読み飛ばしてもらって大丈夫です。気になる方だけ、このまま読み進めてください。

書店に行って本を読み比べた

教材選びって、結局は自分に合うかどうかが一番大事だと思っていたので、書店に足を運んでSalesforce関連の本を何冊も読み比べました。その中で一番しっくりきた1冊を選んで使っていました。人によって「わかりやすい」と感じる説明の仕方は違うと思うので、できれば実際に手に取って比べてみるのがおすすめです。

実際に使用した教材

先ほど紹介したYouTubeチャンネルの方が書かれている書籍を、教材として使用していました。要点が整理されていて分かりやすい一冊です。

合格対策 Salesforce認定アドミニストレーター資格試験テキスト&問題集(本橋孝昭 著)

https://www.amazon.co.jp/dp/486594446X

テキストを読んでいて理解が難しいと感じた箇所は、同じ著者が解説しているYouTube動画を見に行くという流れで進めていました。文章だけでは掴みにくい操作系の内容も、動画で補うことでスムーズに理解できました。

未経験だからこそ苦労したポイント

専門用語多すぎて問題文読めないんですけど😨

前提知識がゼロだったので、そもそもの入り口からして高いハードルでした。専門用語が全く馴染みのない状態だったので、同じプロジェクトの仲間にも、「分からないところがどこなのかすら分からない」みたいな状態で、うまく伝え方が分からなかったのを覚えています。
そのまま試験問題でも同じように何を言っているのかわからない。加えて公式模擬問題は英語を翻訳しただけで日本語として成り立っていないような箇所もあり、読むだけなのに正直生きた心地がしませんでした。心の中では「あれ、ここ本当に日本だっけ🇯🇵...?」って本気で思うくらい、それくらい理解できなかったんですよね。

この状態、どう乗り越えたか

「専門用語多すぎて問題文読めないんですけど😨」と嘆いていた自分ですが、ここからどう対処していたかも書いておきます。

やっていたことはシンプルで、分からない文章をまるごとAIに投げて、初心者でも理解できるレベルで解説してもらうという方法です。

専門用語だらけの一文をそのまま貼り付けて、「これ、初心者向けに噛み砕いて説明して」とお願いする。すると、その用語が指しているものや、文章全体で何を問われているのかが、自分のレベルに合わせて言語化されて返ってきます。

ここで一度、自分の中で「なんとなく分かった」状態を作るのがポイントでした。完全に理解できていなくても、AIの説明を読んで多少なりとも輪郭がつかめれば、次のステップに進めます。

そのうえで、それでもまだ引っかかる部分は、AIの解説をもとに自分なりに要約し直して、先輩に質問していました。最初から「分からないところが分からない」状態のまま質問するのではなく、一度AIとのやり取りで疑問点を絞り込んでから聞くことで、先輩への質問も的確になり、やり取りもスムーズになったと感じています。

流れとしてはこんな感じです。

1. 理解できない文章をそのままAIに投げる
2. 初心者向けに解説してもらい、自分の中でざっくり理解する
3. それでも残る疑問点を自分の言葉で要約する
4. 要約した質問を先輩に投げる

いきなり人に聞くのではなく、一度AIをワンクッション挟むことで、「分からないところすら分からない」状態を抜け出せたのが、このやり方の一番の効果だったと思います。

フローで一番つまずいた(試験でもとれた割合低めでした)

学習を進める中で、一番つまずいたのはフロー(Flow)でした。条件分岐や複数のオブジェクトが絡む処理など、具体的な概念を理解するのにとにかく時間がかかりました。今は先輩のPJにアサインさせていただき要望のあったフロー作成などに取り組めるようになりました。

本番試験では、フローの実装内容そのものまで細かく聞かれるわけではないんですが、「このときのベストな選択肢はどのフロー?」というかたちで問われます。トリガーなのか、スケジュールなのか、画面なのか。それぞれのフローが向いている場面、いわゆるベストプラクティスを見極める力が求められるんですよね。
ここは先輩に何度も質問したり、Salesforce公式ブログやYouTubeで改めて調べ直したり、という地道な繰り返しで少しずつ理解を深めていきました。

試験本番の話

体感としては、全体的には思っていたよりも簡単でした。事前に模擬問題をしっかりやり込んでいたのが、本番でもちゃんと活きた感覚があります。ただ最近「Agentforce」という分野も組み込まれるようになりまして、ここはまた別の知識が必要で難しかったなぁ〜

試験本番で特に意識していたのは、問題文を見て以下の3つをパッと整理することでした。

  1. どんな前提条件か:既に実装済の機能を使用してなのか、それとも新規なのか
  2. 誰が、いつ、使う機能・設定なのか:営業?、営業部長?、社長?...etc
  3. 選択肢の排除:選択肢で違うとわかっているものがあれば削除して選択肢を絞り込む

問題文を読んだら、まずこの3つを整理するようにしていました。前提条件や利用者像を読み違えると選択肢の絞り込みも間違えてしまうので、ここを素早く押さえることを最優先にしていました。

※Trailheadに「Agentforce」の基本的な考え方から学べるところがあるので、もしよければ自身のアカウントで見てください。

これから受験する人へ 💯

Salesforce認定Platformアドミニストレーターは、とにかく出題範囲が広いです。まだ受験時期を決めていない方も、なるべく早めに勉強を始めておくことをおすすめします。
あと、これは個人的な予想も入りますが、今後は「Agentforce」分野からの出題がどんどん増えていくと思います。なので、Salesforceの基礎知識と並行して、Trailheadで「Agentforce」の知識・操作も一緒に触っておくのがベストだと思います。

\textcolor{crimson}{\footnotesize ・教材は自分に合うものが見つかるまで妥協しない}
\textcolor{crimson}{\footnotesize ・模擬問題は繰り返し解いて、間違えたところは放置せずその都度調べる}
\textcolor{crimson}{\footnotesize ・前提条件・利用者・実装内容を整理しながら読むクセは、試験本番でも実務でも地味に役立つ}

最後にひとつだけ。Salesforce未経験の状態から何かをやろうとすると、「わからない」「できない」は絶対に味わうことになります。でも、それはみんな同じです。他の未経験者の方も、みんなそうやって少しずつ成長していきます。だから、わからない・理解できないことで落ち込む必要は全くありません。その代わり、諦めずに歯を食いしばってやり抜く姿勢だけは常に持ち続けてほしいなと思います。その先に少しずつ楽しいが芽生えはじめることはお約束します!

同じように未経験からSalesforceに挑戦する方の、少しでも参考になれば嬉しいです。

株式会社アクトビ

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