Codex Petsを導入してみる──有効化からSkillを活用したカスタムペット作成まで整理
はじめに
最近、AI Coding Agentに関するツールに触れる機会が増える中で、OpenAIのCodex appに搭載されている 「Codex Pets」 という機能を知りました。
Codex Petsは、Codexの作業状態をアニメーションで知らせてくれるデスクトップ上のコンパニオン機能です。さらに、hatch-pet Skillを利用することで、テキストによる指示や手持ちの画像をもとに、自分だけのカスタムペットを作成できます。
実際に導入して試してみると、単に見た目を楽しむだけではなく、別の作業を進めながらCodexの状態を把握できる点が非常に印象的でした。
本記事では、以下の内容に沿って、Codex Petsの有効化からカスタムペットの作成までを整理します。
- Codex Petsとは何か
- Codex Petsの有効化手順
hatch-petSkillを利用したカスタムペットの作成- 共有サイトと応用例
1. Codex Petsとは何か
1-1. 概要
Codex Petsとは、OpenAIのAIコーディングエージェントツールである Codex app に搭載されている、アニメーション付きのコンパニオン機能です。
単なる装飾的なキャラクターではなく、Codexが現在どのような状態にあるのかを、デスクトップ上のフローティング表示を通じて視覚的に確認できる点が特徴です。
公式ドキュメントでは、Codex Petsのオーバーレイは以下のような状態を反映すると説明されています。
- Codexが処理を実行している状態
- ユーザーからの入力を待っている状態
- レビュー可能な状態
そのため、Codex Petsは「かわいいデスクトップマスコット」であると同時に、Codexの作業状況を自然に把握するためのUIとしても利用できます。
1-2. 主な機能と仕組み
Codex Petsの主な特徴は、以下の2点です。
① Codexの作業状態をアニメーションで把握できる
Codex Petsは、Codexの作業状態に応じて表示やアニメーションが変化します。
| Codexの状態 | 表示される内容 | ユーザーにとっての意味 |
|---|---|---|
| タスク実行中 | 状態に応じたアクティブなモーション | Codexが処理を進めていることを把握できる |
| ユーザー入力待ち | 状態変化と短い進行メッセージ | 承認や追加指示が必要であることを把握できる |
| レビュー可能 | 状態変化とレビューを促す表示 | 作業結果を確認できる段階であることがわかる |
他の作業をしている最中でも、アプリ画面を何度も開き直すことなく、Codexの進行状況を確認しやすくなります。
② オリジナルのカスタムペットを作成できる
Codex Petsでは、標準で用意されているペットに加えて、hatch-pet Skillを利用することで独自のカスタムペットを作成できます。
hatch-pet Skillでは、以下のような情報をもとにペットを生成できます。
- テキストによるキャラクターの説明
- 手持ちの画像
- キャラクターやマスコットのイメージ
内部的には、Codex Petsで利用可能なアニメーション用アセットとして、8列 × 9行 のSpritesheet(スプライトシート)が生成されます。
現在のSkill仕様では、以下の9種類の状態に対応するアニメーションが扱われます。
| 状態 | 内容 |
|---|---|
idle |
待機中の基本アニメーション |
running-right |
右方向への移動 |
running-left |
左方向への移動 |
waving |
手を振る動き |
jumping |
ジャンプ動作 |
failed |
失敗状態 |
waiting |
ユーザー入力や承認待ち |
running |
Codexが処理を実行している状態 |
review |
レビュー可能な状態 |
このように、見た目だけではなく、Codexの状態に応じた動きを含めてカスタムペットを作成できます。
1-3. 開発者にとってのメリット
AI Agentにある程度時間のかかるタスクを実行させる場合、開発者は「処理が進んでいるのか」「入力待ちになっていないか」「レビュー可能になったか」を確認する必要があります。
Codex Petsを利用すると、こうした状態確認をデスクトップ上で自然に行えるため、以下のようなメリットを感じました。
-
別作業と並行しやすい
コードレビューやドキュメント作成を進めながら、Codexの状態変化を把握しやすい。 -
確認のための画面切り替えを減らせる
Codex appを何度も前面に表示しなくても、処理状況を確認できる。 -
AI Agentとのやり取りが直感的になる
Codexが実行中なのか、こちらの入力を待っているのかが視覚的にわかりやすい。
特に、複数の作業を並行して進める場面では、作業の集中を大きく崩さずにCodexの状態を確認できる点が便利だと感じました。
2. Codex Petsの有効化手順
2-1. 前提条件
Codex Petsを利用するには、まずCodex appを利用できる状態にしておく必要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象アプリ | Codex app |
| 対応OS | macOS / Windows |
| ログイン方法 | ChatGPTアカウント または OpenAI API Key |
| 今回利用する機能 | Codex Pets / hatch-pet Skill |
<公式サイト>
2-2. Codex appをインストールしてログインする
まだCodex appを利用していない場合は、公式ページからアプリをダウンロードし、インストールします。インストール後、Codex appを起動し、ChatGPTアカウントまたはOpenAI API Keyでログインします。
すでにCodex appを利用している場合は、次の手順に進んでください。
2-3. Codex Petsを有効化する
Step 1: 設定画面を開く
- Codex appを起動します。
- 画面左下のメニューから 「設定」 ➡ 「設定」 を開きます。

Step 2: ペットの設定画面を開く
- 左側のメニューから 「外観」 を選択します。
- 右側の設定画面を下にスクロールし、「ペット」 の設定項目を表示します。

Step 3: 標準ペットを選択して起こす
Codex Petsには、すぐに利用できる標準ペットが用意されています。
現時点では、設定画面上に 8種類 の標準ペットが表示されました。
- 一覧から利用したいペットの右側にある 「選択」 ボタンをクリックします。
- 画面右上の 「ペットを起こす」 をクリックします。

起動後の表示
正常に有効化されると、以下のようにデスクトップ上にペットが表示されます。

これで、Codexの作業状態に応じて動くデスクトップコンパニオンを利用できるようになりました。
3. hatch-pet Skillを利用したカスタムペットの作成
標準ペットだけでも十分楽しめますが、Codex Petsの面白い点は、hatch-pet Skillを利用して自分だけのペットを作成できることです。
本章では、Skillのインストールから、画像をもとにしたカスタムペットの生成までを紹介します。
3-1. hatch-pet Skillをインストールする
Step 1: Skillをインストールする
Codexのチャット欄に、以下のコマンドを入力します。
$skill-installer hatch-pet

しばらく待つと、Skillのインストール結果が表示されます。

Step 2: Skillを再読み込みする
公式ドキュメントでは、インストール後にコマンドメニューからSkillを再読み込みする手順が案内されています。
-
Cmd + KまたはCtrl + Kを押します。 - Force Reload Skills を選択します。
3-2. 作りたいペットの特徴を指示する
Skillの準備ができたら、カスタムペットを作成します。
今回は、手持ちのハムスター画像を参考資料として添付し、その特徴をもとにしたペットを生成しました。
Step 1: hatch-pet Skillを呼び出す
Codexのチャット欄で、$hatch-pet に続けて作成したいペットの内容を入力します。
例えば、以下のように指示できます。

Step 2: Spritesheetとアニメーションを生成する
プロンプトを送信すると、Codexがカスタムペットの生成を開始します。
hatch-pet Skillでは、単なる1枚のキャラクター画像ではなく、Codex Pets上で状態に応じて動作させるためのSpritesheetが生成されます。

画像生成やアニメーション用アセットの作成を伴うため、完了までにある程度時間がかかる場合があります。
Step 3: 生成したカスタムペットを有効化する
生成が完了したら、設定画面から作成したペットを選択します。
- 「設定」 → 「外観」 → 「ペット」 を開きます。
- 生成したカスタムペットが一覧に表示されていることを確認します。
- 対象のペットを選択し、「ペットを起こす」 をクリックします。

※起動後の表示※
今回作成したハムスターのカスタムペットは、以下のようにデスクトップ上で動作しました。

4. 共有サイトと応用例
4-1. カスタムペットを共有できる「Codex Pets HUB」
作成したカスタムペットを共有したり、他の開発者が作成したペットを探したりできる外部サイトとして、Codex Pets HUB があります。
🌐 Codex Pets HUB
https://codex-pets.net/
このサイトでは、世界中の開発者が作成したユニークなカスタムペットが公開されています。
気に入ったペットを探して利用したり、自分で作成する際のデザイン参考にしたりできます。
ちなみに、今回のデモで作成したハムスターもアップロードしています。
lucky または ハムスター で検索すると表示されます。

4-2. 応用例:リラックスリマインドとして活用する
Codex Petsは、Codexの状態を表示するコンパニオン機能ですが、Codex側の定期実行機能やプロンプトと組み合わせることで、軽量なリマインダーのような使い方にも応用できます。
例えば、一定時間ごとに以下のようなアクションを促す使い方が考えられます。
- 休憩を取る
- 姿勢を変える
- 水分を補給する
- 集中時間を区切る
以下は、一定時間ごとにCodex Petがアニメーション付きで休憩を促すように設定した例です。

このように、Codex Petsは単なるマスコット表示にとどまらず、作業の流れを大きく妨げずに注意喚起を行うUIとしても活用できそうです。
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