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Claude Code Skills を使いこなす — プラグイン導入から自作スキルまで全部やる

に公開

Claude Code の Skills 機能について調べて実際に触ってみたところ、思った以上に実用的だったので、学んだことを一本の記事にまとめました。
プラグインのインストールから、自分だけのスキルを作って動かすところまで、手を動かしながら一通り体験できる構成にしています。

上から順にやれば 使える → 自分でも作れる ようになります。
ぜひ、実際に手を動かしてみてください。


第1章: そもそも Skills って何?

「Claude Code に追加できるカスタムコマンド」 です。

たとえば、Excel を作りたいとき、毎回こう打っていませんか?

売上データの Excel を作って。
ヘッダーは紫背景に白文字、フォントは Meiryo UI、
交互に行の背景色を変えて、数値はカンマ区切りで…

Skills を使えば /our-excel 売上レポート の一言で、毎回同じ書式が自動適用されます。

他にも:

  • /translate-doc ja README.md → ドキュメントを指定言語に翻訳
  • /env-check → 開発環境のバージョンを一覧チェック
  • /pptx → PowerPoint のスライドを自動生成

「毎回同じ指示を打つ手間」をゼロにする仕組み、それが Skills です。

Skills の実体は Markdown ファイル1つ です。プログラミング不要。
でもまずは、誰かが作ってくれたものをインストールして使うところから始めましょう。


第2章: プラグインをインストールして既存のSkillsを使う

2-1. プラグイン管理画面を開く

Claude Code で以下を入力:

/plugin

タブ付きの管理画面が開きます:

タブ 何ができるか
Discover 使えるプラグインの一覧を見る・インストールする
Installed インストール済みプラグインの管理
Marketplaces プラグインの配布元を追加・管理する
Errors エラーの確認

2-2. 公式プラグインをインストールする

Discover タブを開くと、Anthropic 公式マーケットプレイスのプラグインが並んでいます。

使いたいものを選んでインストールするだけです。
コマンドで直接インストールもできます:

/plugin install プラグイン名@claude-plugins-official

おすすめプラグイン(まずこれを入れよう)

すぐ役立つもの:

/plugin install frontend-design@claude-plugins-official
/plugin install playground@claude-plugins-official
/plugin install commit-commands@claude-plugins-official
/plugin install skill-creator@claude-plugins-official
プラグイン名 何ができる 使い方
frontend-design AIっぽくない洗練されたUIを生成 /frontend-design ログインページをダークテーマで
playground インタラクティブなHTML実験場を1ファイルで作成 /playground CSSグリッドの実験場
commit-commands git commit/push/PR作成を簡単に /commit
skill-creator 新しいSkillの作成・改善をAIが支援 /skill-creator

開発支援系:

/plugin install claude-code-setup@claude-plugins-official
/plugin install claude-md-management@claude-plugins-official
/plugin install pr-review-toolkit@claude-plugins-official
プラグイン名 何ができる
claude-code-setup プロジェクトを分析して最適な自動化を提案
claude-md-management CLAUDE.md をスコアリングして改善
pr-review-toolkit PRの専門的なレビュー

2-3. インストールしたら使ってみる

インストール後、Claude Code を再起動(または新しいセッションを開始)してから:

/frontend-design デザインテイスト指定:落合陽一的「デジタルネイチャー」×アニメ融合。
背景にCanvas粒子アニメーション(additive blending、マウス反応、星座状の接続線)、
スキャンライン&ノイズテクスチャのオーバーレイ、巨大漢字ウォーターマーク(ほのかに発光)。
カラーはダークベース(#08060e)にホログラフィック系グラデーション(マゼンタ/シアン/ミント)。
書体はShippori Mincho×Dela Gothic One×IBM Plex Monoの和洋折衷。
カードにはマウス追従conic-gradientのホログラフィックボーダー、タイトルにグリッチエフェクト。
全体的にサイバーパンクだが上品で、テキストにはtext-shadowで可読性を確保。
[ClaudeCodeのSkillsの機能紹介LPサイト]

作品例

/playground Flexbox と CSS Grid の違いを体験できる実験場

作品例

Tips: / を入力すると使えるスキルの一覧がでます。
矢印キーで選んで Enter でもOK。名前を覚える必要はありません。

2-4. プラグインの管理

/plugin disable プラグイン名@claude-plugins-official   ← 一時的に無効化
/plugin enable プラグイン名@claude-plugins-official    ← 再度有効化
/plugin uninstall プラグイン名@claude-plugins-official  ← 削除

第3章: PPTXスキルを入れてパワポを作る

PowerPoint を Claude Code で自動生成できるスキルがあります。
公式プラグインにPPT作成系は存在しないため、コミュニティ製を使います。

公式の代替手段: Anthropicは「Claude in PowerPoint」というPowerPoint向けアドインを
2026年2月にリリースしています(Max・Team・Enterpriseプラン向け)。
PowerPoint上で直接Claudeを使う製品で、Claude Codeのスキルとは別物です。

3-1. daymade/claude-code-skills をインストール(おすすめ)

リポジトリ: https://github.com/daymade/claude-code-skills

PPT作成を含む 37個のスキル が入ったコミュニティ製スキル集です。
セットアップが楽で、依存パッケージがなくてもフォールバックで動く設計です。

信頼性について(2026年2月時点)

項目 内容
作者 daymade(2016年からGitHub活動歴あり、AI系プロダクト開発に注力)
スター数 599
フォーク数 77
コミット数 76(最終更新: 2026年2月17日)
ライセンス MIT(商用利用OK)
Issue対応 素早い対応。品質に合わないPRはwontfixで閉じる姿勢
バージョン v1.32.0(継続的にリリースされている)

使えるコマンド一覧(全37スキル)

ドキュメント・プレゼン系:

コマンド 用途
/ppt-creator プレゼンテーション作成(Markdown/PPTX)
/pdf-creator PDF作成
/markdown-tools Markdown 加工・整形
/mermaid-tools Mermaid 図の作成・編集
/docs-cleaner ドキュメント整理・クリーンアップ
/meeting-minutes-taker 議事録の自動生成
/teams-channel-post-writer Teams 投稿の作成

リサーチ・分析系:

コマンド 用途
/deep-research 深掘りリサーチ
/competitors-analysis 競合分析
/fact-checker ファクトチェック
/prompt-optimizer プロンプトの最適化
/promptfoo-evaluation プロンプト評価(promptfoo連携)

開発支援系:

コマンド 用途
/skill-creator 新しいスキルの作成支援
/skill-reviewer スキルのレビュー
/skills-search スキルの検索
/github-ops GitHub 操作の自動化
/github-contributor OSSコントリビューション支援
/qa-expert QA・テスト支援
/ui-designer UI デザイン支援
/iOS-APP-developer iOS アプリ開発支援
/i18n-expert 国際化・翻訳
/cli-demo-generator CLIデモの生成
/statusline-generator ステータスライン生成

ユーティリティ系:

コマンド 用途
/youtube-downloader YouTube 動画ダウンロード
/twitter-reader Twitter/X の読み取り
/transcript-fixer 文字起こしの修正
/video-comparer 動画の比較
/llm-icon-finder アイコン検索
/repomix-safe-mixer Repomix でリポジトリ統合
/repomix-unmixer Repomix の分解

トラブルシュート系:

コマンド 用途
/claude-skills-troubleshooting スキルの問題診断
/claude-code-history-files-finder Claude Code 履歴ファイルの検索
/claude-md-progressive-disclosurer CLAUDE.md の段階的開示設定
/cloudflare-troubleshooting Cloudflare の問題診断
/tunnel-doctor トンネル接続の診断
/windows-remote-desktop-connection-doctor Windows リモートデスクトップの診断
/macos-cleaner macOS のクリーンアップ

PPT生成の仕組み(Marp/Markdown ワークフロー)

Markdown ベースでスライドを生成します。

① ユーザーの指示からゴールを整理

② ピラミッド原則でストーリーを構造化

③ 12-15枚のスライドアウトラインを作成

④ chartkit.py でチャート画像を生成(pandas/matplotlib がなければスキップ)

⑤ Marp/Reveal.js 互換の Markdown スライドを出力

⑥ python-pptx があれば .pptx ファイルも生成

⑦ 自己採点(100点中75点以上で合格)→ 不合格なら修正

特徴: 依存パッケージがなくても動く「フォールバック設計」。
チャート生成ライブラリがなければテキストで代替、python-pptx がなければ Markdown のみ出力。

ステップ1: スキルをインストール

3つの方法があります。方法B がおすすめです(Claude Code 内で完結し、管理もしやすい)。

方法A: ワンコマンドでインストール

# Windows(PowerShell)
iwr -useb https://raw.githubusercontent.com/daymade/claude-code-skills/main/scripts/install.ps1 | iex

# Mac / Linux
curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/daymade/claude-code-skills/main/scripts/install.sh | bash

方法B: Claude Code のプラグインとしてインストール(おすすめ)

Claude Code で以下を実行します:

# ステップ1: マーケットプレイス(スキルカタログ)を登録
/plugin marketplace add daymade/claude-code-skills

# ステップ2: 使いたいスキルを個別にインストール
/plugin install ppt-creator@daymade-skills

注意: ステップ1だけではスキルは使えません。ステップ2で個別にインストールして初めて有効になります。
他のスキルも同様に /plugin install スキル名@daymade-skills でインストールできます。

インストール可能なスキル名の一覧は /plugin → Discover タブで確認できます。

方法C: 手動インストール

# Windows
cd %USERPROFILE%
git clone https://github.com/daymade/claude-code-skills.git

# ppt-creator だけコピー(PowerShell)
Copy-Item -Recurse "$env:USERPROFILE\claude-code-skills\ppt-creator" "$env:USERPROFILE\.claude\skills\ppt-creator"

# Mac / Linux
cd ~
git clone https://github.com/daymade/claude-code-skills.git
cp -r ~/claude-code-skills/ppt-creator ~/.claude/skills/ppt-creator

ステップ2: 確認

Claude Code を再起動して:

あなたが利用可能なSkillを教えて

ppt-creator が表示されれば成功です。/ppt-creator でも呼び出せます。

ステップ3(オプション): チャート生成と PPTX 出力を有効にする

必須ではありませんが、入れるとチャート画像の生成と .pptx ファイルの直接出力ができます。
仮想環境にインストールしてグローバル環境を汚さないようにします。

# ── 仮想環境の作成(初回のみ) ──

# Windows
python -m venv %USERPROFILE%\.claude\skills-venv
%USERPROFILE%\.claude\skills-venv\Scripts\activate

# Mac / Linux
python -m venv ~/.claude/skills-venv
source ~/.claude/skills-venv/bin/activate

# ── パッケージのインストール ──
pip install pandas matplotlib python-pptx

これらがなくてもスキルは動作します(Markdownスライド + テキスト代替で出力)。

Claude Code から仮想環境のパッケージを使うには: PATH に追加します(一度やれば以降は activate 不要)。

Windows(設定 → 環境変数で追加):

  1. Win + R →「sysdm.cpl」→ Enter
  2. 「詳細設定」タブ →「環境変数」
  3. ユーザー環境変数の Path を選択 →「編集」
  4. 「新規」→ %USERPROFILE%\.claude\skills-venv\Scripts を追加 → OK
  5. ターミナルを再起動

またはコマンド1行で追加(PowerShell を管理者で実行):

[Environment]::SetEnvironmentVariable("Path",
  [Environment]::GetEnvironmentVariable("Path", "User") + ";$env:USERPROFILE\.claude\skills-venv\Scripts",
  "User")

Mac / Linux(~/.bashrc~/.zshrc に追記):

export PATH="$HOME/.claude/skills-venv/bin:$PATH"

ポイント: ~/.claude/skills-venv は全スキル共通の仮想環境です。
他のスキル(例: 3-2 の claude-office-skills)を追加するときも、
同じ仮想環境を activate してから pip install すればOKです。

ステップ4: 使ってみる

会社紹介のプレゼンを作って。10枚のスライドで。

出力先について: Claude Code を起動したディレクトリの直下に出力されます。
特定の場所に出力したい場合は、指示に明記してください:

会社紹介のプレゼンを作って。出力先は ./my-slides/ にして。


第4章: コミュニティのSkillsを探す・追加する

4-1. コミュニティマーケットプレイスを追加する

公式以外にも、コミュニティがマーケットプレイスを公開しています。
追加すると /plugin の Discover タブに表示されるようになります。

/plugin marketplace add オーナー/リポジトリ名

例:

/plugin marketplace add daymade/claude-code-skills

追加後、/plugin → Discover タブで中身を閲覧・インストールできます。

4-2. 注目のコミュニティリソース

リポジトリ 内容
tfriedel/claude-office-skills PPTX/DOCX/XLSX/PDF のオフィス文書作成
daymade/claude-code-skills PPT作成、他の実用スキル集
travisvn/awesome-claude-skills おすすめスキルのキュレーション一覧
jeremylongshore/claude-code-plugins-plus-skills 270+プラグイン・739スキルの大規模コレクション
obra/superpowers エージェンティックなスキルフレームワーク

Webサイト:

サイト 内容
skillsmp.com Skills のマーケットプレイスポータル
claudecodeplugins.io プラグイン/スキルの検索サイト
claude-plugins.dev スキルのブラウズ・検索

4-3. GitHub から直接スキルを持ってくる方法

マーケットプレイスに登録されてなくても、SKILL.md があるリポジトリなら手動で使えます。

# 1. クローン
git clone https://github.com/誰か/何かのスキル.git

# 2. SKILL.md がどこにあるか確認する(リポジトリによって構造が違う!)
# Windows
dir /S /B 何かのスキル\SKILL.md
# Mac / Linux
find 何かのスキル -name "SKILL.md"

# 3. SKILL.md があるフォルダごと ~/.claude/skills/ にコピー
#    例: SKILL.md が public/pptx/SKILL.md にある場合
# Windows(PowerShell)
Copy-Item -Recurse "何かのスキル\public\pptx" "$env:USERPROFILE\.claude\skills\pptx"
# Mac / Linux
cp -r 何かのスキル/public/pptx ~/.claude/skills/pptx

# 4. Claude Code を再起動 → /スキル名 で使える

重要: リポジトリによって SKILL.md の置き場所は異なります(skills/public/、ルート直下など)。
必ず手順2で場所を確認してからコピーしてください。
最終的に ~/.claude/skills/スキル名/SKILL.md の構造になっていればOKです。


第5章: 自分で Skills を作る(ここからが本番)

既存のスキルを使ってみて「こういう感じか」とわかったら、自分で作ってみましょう。

5-1. デザインルール付きスキル — 自社 Excel 生成

ゴール: /our-excel だけで、毎回自社の公式デザイン(色・フォント・ヘッダー)が適用された Excel ファイルを生成してくれるようにする。

なぜこれが便利?
「アクセンチュア公式デザインで作って」「ヘッダーは紫で」と毎回言わなくても、
スキルにデザインルールを書いておけば 何も指定しなくても毎回同じスタイル で出力されます。

ステップ1: Claude Code に SKILL.md を作らせる

SKILL.md は自分で手書きしてもいいですが、Claude Code に作らせるのが簡単です。
作りたいスキルの内容を伝えれば、フォルダの作成からファイルの書き込みまで全部やってくれます。

方法A: チャット欄に直接指示する

以下の内容で ~/.claude/skills/our-excel/SKILL.md を作成して。

- name: our-excel
- description: 自社の公式デザインでExcelファイルを生成する
- argument-hint: "[作りたい内容]"
- カラーパレット: プライマリ #A100FF(紫)、強調 #00B140(緑)…
- フォント: Meiryo UI、タイトル 20pt、データ 10pt…
- テーブル: ゼブラストライプ、オートフィルター付き…

短い指示ならこれで十分です。ただし、指示が長いとチャット欄に貼り付けたときに途中で切れることがあります。

方法B: 指示をテキストファイルに書いて読み込ませる(長い指示向け)

今回の our-excel のようにデザインルールが大量にある場合は、
指示をテキストファイルに保存して、Claude Code に読ませるのが確実です。

  1. メモ帳や VS Code で指示を書いて保存する(例: our-excel-skill指示書.txt
  2. Claude Code に一言だけ送信する:
C:\Users\自分の名前\Desktop\our-excel-skill指示書.txt に書いてあることを実行して

Claude Code がファイルを Read ツールで全文を正確に読み取り、SKILL.md を作ってくれます。

なぜテキストファイル経由がいいの?

  • チャット欄の貼り付けは途中で切れることがある(特に VS Code のターミナル)
  • テキストファイルなら 全文が確実に渡る
  • ファイルを手元に残しておけば、チームメンバーにも共有しやすい
  • 後から色やフォントを変えたいときもファイルを編集して再実行するだけ

方法C: パイプで渡す(ターミナル上級者向け)

cat our-excel-skill指示書.txt | claude -p "この内容で SKILL.md を作成して"

チャット欄に長文を貼るコツ

どうしてもチャット欄に直接貼りたい場合のTips:

  • ネイティブターミナル(iTerm2、WezTerm、Windows Terminal 等)を使う。VS Code 内蔵ターミナルは切れやすい
  • 貼り付け後に Shift+Enter で改行してから送信すると、全文が入りやすい
  • それでも切れる場合は、素直に 方法B(ファイル経由) を使うのが確実

今回は指示が長いので 方法B で進めます。

指示ファイル(our-excel-skill指示書.txt)の内容は以下の通りです。
メモ帳などにコピーして保存してください:

以下の内容で ~/.claude/skills/our-excel/SKILL.md を作成してください。
フォルダがなければ作成してください。

--- ここからSKILL.mdの内容 ---

フロントマター:
name: our-excel
description: 自社の公式デザインでExcelファイルを生成する。データ集計・レポート・一覧表の作成時に使う。
argument-hint: "[作りたい内容]"

本文:
「$ARGUMENTS」の内容で、プロフェッショナルなレイアウトの Excel ファイルを生成してください。

■ 最重要: レイアウト設計の原則
「全部を表にする」のは禁止。内容に応じて最適なレイアウト要素を選択すること。
- 一覧・明細データ → テーブル(オートフィルター付き)
- KPI・ハイライト数値 → 大きなフォント+背景色付き結合セルブロック(表の1行にしない)
- サマリー・要約文 → 結合セル+テキスト折り返し(1列テーブルにしない)
- 数値の推移・比較 → グラフ(折れ線・棒・円など)を必ず検討(数字の羅列だけにしない)
- セクション見出し → 結合セル+プライマリ色背景+白文字(普通のセルと同じ書式にしない)
- 補足・注記 → グレー小文字イタリック
- ステータス・判定 → 条件付き書式で色分け(緑=OK / 赤=NG / 黄=注意)

■ シート構成
- 表紙シート(2シート以上の場合は必須): タイトル20pt太字、サブタイトル14ptグレー、目次にハイパーリンク
- サマリーシート(データ量が多い場合は必須): 上部にKPIカード風ブロック横並び、中部にグラフ、下部に要点箇条書き
- 詳細データシート: 章見出し行→テーブル→小計行→補足注記の構成。テーブルだけが延々続く構成にしない

■ 1シート内の構成
行1-2: シートタイトル(結合セル、14pt太字、プライマリ色文字)
行3: サブタイトル or 説明文(11pt、グレー)
行4: 空白行(セクション区切り)
行5-8: KPIブロック or サマリー(該当する場合)
行9: 空白行
行10: セクション見出し(結合セル、プライマリ色背景、白文字、11pt太字)
行11〜: データテーブル or コンテンツ
→ 空白行 → 次のセクション… を繰り返し
最終行: 出典・注記(9pt、グレー、イタリック)

■ グラフの活用
数値データがある場合は必ずグラフ化を検討する。
- 時系列推移 → 折れ線グラフ
- カテゴリ別比較 → 棒グラフ
- 構成比 → 円グラフ or ドーナツ
- 実績 vs 目標 → グループ化棒グラフ
- グラフ配色はカラーパレットの色を使用

■ カラーパレット
- プライマリ: #A100FF(紫)→ 見出し背景、KPIブロック枠線、グラフ主色
- プライマリ淡: #F3E8FF(薄紫)→ 交互行背景、KPIブロック背景
- ヘッダー文字: #FFFFFF(白)
- 本文: #1F2937(濃灰)
- 強調(良): #00B140(緑)→ 達成・増加
- 警告(悪): #DC2626(赤)→ 未達・減少
- 注意: #FF8200(オレンジ)→ ボーダーライン
- 補助色: #0070AD(青)→ グラフ2色目
- 補助色2: #6B7280(灰)→ 注記、フッター
- 罫線: #E5E7EB(薄灰)

■ フォント体系
- ドキュメントタイトル: 20pt 太字 プライマリ色
- シートタイトル: 14pt 太字 プライマリ色
- セクション見出し: 11pt 太字 白文字(背景プライマリ)
- テーブルヘッダー: 11pt 太字 白文字(背景プライマリ)
- KPI数値: 18pt 太字
- KPIラベル: 10pt グレー
- データセル: 10pt 標準
- 補足・注記: 9pt イタリック グレー
- フォントファミリー: Meiryo UI(日本語)、Calibri(英数字)

■ テーブル書式
- ヘッダー行: プライマリ色背景+白文字太字+オートフィルター
- 交互行: 偶数行にプライマリ淡背景
- 数値は3桁カンマ区切り、日付はYYYY/MM/DD、パーセントは小数点1桁
- 列幅は自動調整(最低12文字幅)
- 小計行は太字+上罫線を太線
- ウィンドウ枠の固定: ヘッダー行で固定

■ 条件付き書式
- 達成率・増減率 → 正値を緑、負値を赤、ボーダーをオレンジ
- ステータス列 → 完了/OK系を緑背景、遅延/NG系を赤背景、進行中を黄背景

■ 全体ルール
- A列は余白(幅2文字)、B列からコンテンツ開始
- シート名は15文字以内の日本語
- フッター右下に「Confidential — 生成日」グレー小文字

■ 出力
- ファイル名は内容に基づいた日本語名(例: 売上実績_FY2025.xlsx)
- 出力先はカレントディレクトリの output/ フォルダ

自社ブランドに変えるには? 保存する前に色コード(#A100FF など)を
自社のブランドカラーに書き換えるだけ。青系の会社なら #0070AD に変えるなど。

ステップ2: Claude Code にファイルを読ませて実行

Claude Code を開いて、一言だけ送信します:

C:\Users\自分の名前\Desktop\our-excel-skill指示書.txt に書いてあることを実行して

パスの指定について: ファイルの保存場所に合わせてパスを変えてください。
Mac/Linux なら ~/Desktop/our-excel-skill指示書.txt のような形式です。

Claude Code がファイルを読み取り、フォルダの作成から SKILL.md の書き込みまで全部やってくれます。

ステップ3: Claude Code を再起動

スキルを認識させるために、Claude Code を再起動(または新しいセッションを開始)します。

あなたが利用可能なSkillを教えて

our-excel が表示されれば成功です。

ステップ4: 使ってみる

/our-excel 部門別の月次売上サマリー。4月〜9月、営業部・開発部・管理部の3部門

作品例


/our-excel プロジェクト一覧。名前・ステータス・担当者・期限の列で、サンプル10件

作品例

デザインの指定は一切不要 — スキルが毎回自動で適用します。

Tips: スキルの修正も Claude Code に任せる
デザインを変えたくなったら:

~/.claude/skills/our-excel/SKILL.md を開いて、プライマリカラーを #0070AD(青)に変更して

わざわざエディタで開く必要はありません。

何が起きてるか(図解)

あなたが /our-excel 売上レポート と入力

Claude Code が ~/.claude/skills/our-excel/SKILL.md を発見

--- で囲まれた部分(フロントマター)からメタ情報を読む
  - name: our-excel  ← コマンド名
  - description: ... ← いつ使うかの説明

本文の指示(デザインルール含む)が Claude に渡される
「売上レポート」が $ARGUMENTS に入る

Claude がデザインルールに従って Excel を生成
  → 紫ヘッダー、ゼブラストライプ、カンマ区切り…全部自動

5-2. 複数の引数を使い分ける — ドキュメント翻訳スキル

5-1 では $ARGUMENTS(引数全体を1つの文字列として受け取る)を使いました。
でも「言語」と「ファイル」のように、引数を個別に使い分けたいこともありますよね。

スキルでは 位置引数 が使えます:

/translate-doc ja docs/setup.md
               ↓       ↓
              $0       $1
             言語   ファイルパス
変数 中身 使い分け
$ARGUMENTS ja docs/setup.md(全体) 引数を丸ごと使いたいとき
$0 ja 1番目の引数だけ使いたいとき
$1 docs/setup.md 2番目の引数だけ使いたいとき
$2 (3番目があれば) 同様に3番目以降も使える

$0$ARGUMENTS[0] の省略形です。どちらでも同じ動作です。

作ってみる

~/.claude/skills/translate-doc/SKILL.md:

---
name: translate-doc
description: ドキュメントファイルを指定言語に翻訳する
argument-hint: "[言語コード] [ファイルパス]"
---

## 手順
1. まず `$1` を Read ツールで読み込む
2. 読み込んだ内容を **$0** に翻訳する

### ルール
- 技術用語は原文のまま残す(例: API, Docker, React, Component)
- コードブロック内は翻訳しない
- Markdown の構造(見出しレベル、リスト、リンク)をそのまま維持する
- 自然な文章にする。機械翻訳っぽい直訳は避ける

### 出力
- 元ファイルと同じディレクトリに保存
- ファイル名: 元の名前 + 言語コード(例: README.md → README.ja.md)

なぜ !`cat $1` ではなく「Read ツールで読み込む」と書くのか?

スキルのシェル埋め込み(!`command`)は引数中の \ をエスケープ文字として処理します。
Windows のパス C:\develop\docs\file.mdC:develdocsfile.md に化けてエラーになります。

「Read ツールで読み込んで」と指示すれば、Claude が Read ツールに正しいパスを渡すので
Windows でも Mac/Linux でも問題なく動きます。

使い分けの目安:

  • ファイルパスを引数で受け取る → Read ツールに任せる(OS 問わず安全)
  • git コマンドなど OS パスを含まない → !`command` でOK(5-3 で学びます)

使い方

/translate-doc ja README.md
/translate-doc en docs/設計書.md
/translate-doc zh-CN src/CONTRIBUTING.md

ポイント: $ARGUMENTS vs $0/$1 の使い分け

/translate-doc ja docs/setup.md

この呼び出しで、スキル内の各変数はこう展開されます:

スキル内の記述 展開結果
$ARGUMENTS ja docs/setup.md
$0 ja
$1 docs/setup.md

5-1 の /our-excel のように「引数全体を自由文として渡す」場合は $ARGUMENTS が便利です。
一方、今回のように「引数ごとに役割が決まっている」場合は $0$1 で個別に取り出します。

注意: 引数はスペース区切りで分割されます。
パスにスペースが含まれる場合は注意が必要です。

5-3. コマンド結果を自動で埋め込む — 開発環境チェックスキル

5-1 では $ARGUMENTS、5-2 では $0/$1 を学びました。
どちらも ユーザーが引数を入力する 仕組みでしたね。

でも「毎回同じ情報を自動で集めてほしい」場合もあります。
たとえば 今の PC にどんなツールが入っているか を一覧で確認したいとき、
node -vpy -Vnpm -v… とひとつずつ打つのは面倒です。

スキルの !`コマンド` を使えば、スキルを呼んだ瞬間にコマンドが自動実行され、
その結果が Claude に渡されます。

仕組み

スキルにこう書くと:

## Node.js
!`node -v 2>/dev/null || echo "NOT INSTALLED"`

スキルが読み込まれた瞬間にコマンドが実行され、Claude が受け取るのは 実行結果 です:

## Node.js
v22.14.0

Claude は「Node.js v22.14.0 がインストールされている」という 事実 を見て判断できます。
!`...` をたくさん並べれば、複数のコマンドの結果をまとめて渡せます。

注意: !`コマンド` には 1つのシンプルなコマンドだけ を書いてください。
||&& で繋いだ複合コマンド、| でパイプしたコマンドは
セキュリティチェックでブロックされることがあります。

作ってみる

~/.claude/skills/env-check/SKILL.md:

---
name: env-check
description: 開発環境にインストールされているツールのバージョンを一覧チェックする
---

この PC の開発環境を診断して、チェックリスト形式でまとめてください。

## バージョン情報
- Python: !`py -V`
- Node.js: !`node -v`
- npm: !`npm -v`
- pip: !`pip -V`
- Git: !`git --version`
- VS Code: !`code -v`

## 出力フォーマット
上記の結果を以下の形式で整理してください:
- ✅ ツール名 — バージョン(インストール済み)
- ❌ ツール名 — 未インストール(結果が空やエラーの場合)
- 古いバージョンがあれば更新を推奨

コマンドの実行許可を設定する(重要)

このまま /env-check を実行すると、こんなエラーが出ます:

Error: Bash command permission check failed for pattern "!py -V": This command requires approval

!`コマンド` はセキュリティのため、許可されていないコマンドはブロックされます。
~/.claude/settings.json に実行許可を追加する必要があります。

settings.json を開いて、permissions.allow を追加してください
(既にある場合は配列に追記):

{
  "permissions": {
    "allow": [
      "Bash(py *)",
      "Bash(node *)",
      "Bash(npm *)",
      "Bash(pip *)",
      "Bash(git --version)",
      "Bash(code *)"
    ]
  }
}

ルールの読み方: Bash(py *) は「py で始まるコマンドを許可」という意味です。
* はワイルドカードで、py -Vpy --version などにマッチします。
Bash(git --version) のように完全一致で書くこともできます。

設定ファイルの場所:

ファイル スコープ
~/.claude/settings.json 自分の全プロジェクト共通
プロジェクト/.claude/settings.json プロジェクト全員(Git共有向け)
プロジェクト/.claude/settings.local.json プロジェクト内で自分だけ

設定を保存したら Claude Code を再起動してください。

使い方

/env-check

これだけ。引数は不要です。スキルが自動で全ツールのバージョンを調べて、
Claude がチェックリストにまとめてくれます。

実行結果の例

┌──────────┬─────────┐
│ ツール    │ 状態     │
├──────────┼─────────┤
│ Python   │ ✅ 3.11.9   │
│ Node.js  │ ✅ v22.14.0 │
│ npm      │ ✅ 10.9.2   │
│ pip      │ ✅ 24.0     │
│ Git      │ ✅ 2.49.0   │
│ VS Code  │ ✅ 1.107.1  │
└──────────┴─────────┘

全ツールがインストール済みで、特に問題ありません。

推奨アップデート:
- pip 24.0 → 最新は 25.x 系です。py -m pip install --upgrade pip で更新可能です。

応用: チームに新メンバーが入ったとき、「/env-check して結果を共有して」と言えば
環境差異がすぐわかります。「動かないんですが…」→「Node 入ってないね」が一発で判明。

ポイント

!`コマンド` が向いているケース:

!`コマンド`「決まったコマンドを毎回自動実行する」 のが得意です。

向いている 向いていない
バージョン確認(node -v ファイルパスを引数で受け取る処理
環境変数の取得(echo $HOME 作業ディレクトリ外のファイル操作
git の状態取得(git status 時間がかかるコマンド
インストール済みツールの一覧 OS によってコマンドが違う処理

向いていないケースでは、5-2 の translate-doc のように「Claude に Read/Glob ツールで調べさせる」ほうが確実です。

注意点:

  • !`コマンド` には 単一のシンプルなコマンド を書くこと。||&&| を使った複合コマンドはセキュリティチェックでブロックされることがあります
  • コマンドはスキル読み込み時に 1回だけ 実行されます(会話の途中では再実行されない)
  • 5-2 で学んだように、Windows パス(\)を扱うと壊れることがあります
  • 実行に時間がかかるコマンドはスキルの起動が遅くなります

使い分けまとめ(5-1 〜 5-3)

やりたいこと 方法
ユーザーの指示を丸ごと渡す $ARGUMENTS /our-excel 売上レポート
指示を項目別に分けて渡す $0, $1 /translate-doc ja README.md
毎回同じコマンドを自動実行 !`コマンド` /env-check(引数不要)
Claude に自分で調べさせる ツール指示 /folder-check C:\Desktop(5-2 応用)

5-4. Claude に自動で読み込ませる — スキルの起動制御

ここまでのスキルは、すべて /コマンド名 で手動で呼ぶ ものでした。
でも、「毎回呼ばなくても、Claude が勝手に従ってくれたらいいのに」と思う場面もありますよね。

例えば:

  • コーディング規約 → コードを書くとき常に従ってほしい
  • プロジェクトの用語集 → 関連する質問が来たら自動で参照してほしい

スキルの起動モードは3種類ある

公式ドキュメント(skills.md - Control who invokes a skill)によると、
スキルには 3つの起動モード があります:

設定 / で手動起動 Claude が自動起動 用途
デフォルト(何も指定しない) できる する 普通のスキル
user-invocable: false できない する 規約・用語集など、裏で自動適用するもの
disable-model-invocation: true できる しない デプロイ・送信など、勝手に実行されたくないもの

仕組みのポイント:

  • Claude は常にスキルの description(説明文)を見ています
  • あなたの指示と description が関連していると判断したら、スキルの本文を読み込んで従います
  • user-invocable: false にすると / メニューには出なくなりますが、Claude の自動判断は有効のまま

自動適用の注意点

重要: user-invocable: false は「必ず自動適用される」という意味ではありません。

仕組みはこうです:

  1. Claude は常にスキルの description(説明文)を見ている
  2. あなたの指示と description関連している と判断したら、スキル本文を読み込んで従う
  3. 関連性が低い と判断されたら、スキルは読み込まれない

つまり「Python で Hello World を書いて」のような簡単な指示では、
「コーディング規約」との関連性が低いと判断されて発動しないことがあります。

確実に発動させるコツ: 指示の中で 「コード規約に従って」 と一言添えるだけで、
Claude が description との関連性を認識してスキルを読み込みます。

作ってみる — コーディング規約スキル

プロジェクトルートに .claude/skills/our-rules/SKILL.md:

---
name: our-rules
description: このプロジェクトのコーディング規約。コードを書く時に自動適用。
user-invocable: false
---

## コーディング規約

### 必須ルール
1. **ファイル先頭に `# [our-rules] Applied` コメントを入れる**(規約適用の証跡)
2. 関数には必ず **docstring** を書く
3. 定数は **UPPER_SNAKE_CASE**
4. 関数名・変数名は **snake_case**
5. 型ヒントを必ず付ける

### 禁止事項
- グローバル変数の使用禁止
- `print` でのデバッグ禁止(`logging` を使う)
- ワイルドカード import (`from xxx import *`) 禁止
- マジックナンバー禁止(定数に名前を付ける)

確認してみる

スキルを作ったら、同じ指示を 「コード規約に従って」あり / なし の2パターンで試してみましょう。

パターン1: 普通に指示(規約に言及しない)

あなた: Python で素数を判定する関数を書いて
def is_prime(n: int) -> bool:
    if n < 2:
        return False
    if n < 4:
        return True
    if n % 2 == 0 or n % 3 == 0:
        return False
    i = 5
    while i * i <= n:
        if n % i == 0 or n % (i + 2) == 0:
            return False
        i += 6
    return True

→ ヘッダーなし、docstring なし、マジックナンバーそのまま。スキルは発動していません。

パターン2: 「コード規約に従って」を添える

あなた: Python で素数を判定する関数を書いて。コード規約に従って。

まず画面にこう表示されます:

Skill(our-rules)
  Successfully loaded skill     ← スキルが自動で読み込まれた!

そして生成されるコード:

# [our-rules] Applied

MIN_PRIME = 2
SMALL_PRIME_UPPER = 4
FIRST_CHECK_DIVISOR = 5
DIVISOR_STEP = 6


def is_prime(n: int) -> bool:
    """整数が素数かどうかを判定する。

    6k±1 試し割り法を用いて効率的に判定する。

    Args:
        n: 判定対象の整数。

    Returns:
        素数であれば True、そうでなければ False。
    """
    if n < MIN_PRIME:
        return False
    if n < SMALL_PRIME_UPPER:
        return True
    if n % 2 == 0 or n % 3 == 0:
        return False
    i = FIRST_CHECK_DIVISOR
    while i * i <= n:
        if n % i == 0 or n % (i + 2) == 0:
            return False
        i += DIVISOR_STEP
    return True

違いは歴然です:

チェック項目 規約なし 「コード規約に従って」あり
# [our-rules] Applied ヘッダー なし あり
docstring なし あり(Args, Returns 付き)
マジックナンバー 2, 4, 5, 6 がベタ書き MIN_PRIME 等の定数に抽出
型ヒント あり あり

/our-rules と打っても コマンドには出てきませんuser-invocable: false なので)。
「コード規約に従って」という一言が description と合致したことで、
Claude が自動的にスキルを読み込んだのです。

試してみよう: 実際にこのスキルを作って、2パターンの指示を比較してみてください。
Skill(our-rules) Successfully loaded skill の表示が出るかどうかが判定ポイントです。

もう1つの制御 — 勝手に実行されたくないスキル

逆に、手動でしか動かしたくない スキルもあります。
例えばデプロイやメッセージ送信のように、副作用があるものです。

---
name: deploy
description: 本番環境にデプロイする
disable-model-invocation: true
---

こうすると、Claude が「コード良さそうだからデプロイしておこう」と勝手に実行することを防げます
/deploy と手動で打ったときだけ動きます。

使い分け早見表

「いつも自動で従ってほしい」  → user-invocable: false
  例: 規約、用語集、スタイルガイド

「手動で呼ぶし、自動でも使ってほしい」  → デフォルト(何も指定しない)
  例: 翻訳、Excel生成、環境チェック

「手動でしか実行させたくない」  → disable-model-invocation: true
  例: デプロイ、Slack送信、データ削除

第6章: フロントマター早見表

ここまでで出てきた設定をまとめます。

---
name: skill-name           # コマンド名(/の後に来る文字列)
description: 説明文         # 重要!Claudeの自動起動判定に使われる
argument-hint: "[引数]"    # 入力時のヒント
user-invocable: false      # true=手動で呼べる / false=自動起動専用
disable-model-invocation: true  # true=手動専用 / false=自動起動もする
allowed-tools: Read, Bash  # 許可なしで使えるツール
model: claude-sonnet-4-6   # モデル指定(速度/コスト調整)
---
やりたいこと 設定
普通のスキル(手動で呼ぶ) デフォルトのまま
引数を受け取る argument-hint を追加、本文に $ARGUMENTS
常にバックグラウンドで適用 user-invocable: false
手動でしか呼ばせたくない disable-model-invocation: true

第7章: スキルの置き場所とスコープ

置き場所 誰が使える チーム共有
~/.claude/skills/スキル名/SKILL.md 自分だけ(全プロジェクト) されない
プロジェクト/.claude/skills/スキル名/SKILL.md このプロジェクトだけ Git にコミットすれば共有

スキルが大きくなったら参考資料を分離できます:

my-skill/
├── SKILL.md           ← 必須(これだけでOK)
├── references/        ← 長い参考資料
│   └── api-spec.md
└── scripts/           ← ヘルパースクリプト
    └── validate.sh

SKILL.md は 500行以下 に。長くなったら references/ に分けましょう。


第8章: トラブルシューティング

スキルが見つからない / Unknown skill

  1. ファイル名を確認: SKILL.md(大文字、拡張子 .md)
  2. フォルダ構造を確認: ~/.claude/skills/スキル名/SKILL.md になっているか
    • ~/.claude/skills/SKILL.md(スキル名フォルダがない)→ NG
    • ~/.claude/skills/review/SKILL.md → OK
  3. フロントマターの --- が閉じているか確認
  4. Claude Code を再起動してみる
  5. プラグインのスキルの場合: /plugin → Installed タブでプラグインが有効か確認

確認コマンド(ちゃんと配置できているか):

# Windows
dir /S /B %USERPROFILE%\.claude\skills\SKILL.md

# Mac / Linux
find ~/.claude/skills -name "SKILL.md"

スキル一覧に出てこない

  • user-invocable: false になっていないか確認(自動起動専用だと一覧に出ない)
  • description が長すぎるとコンテキスト予算を超えて除外されることがある
  • コミュニティ製スキルの中には /スキル名 で呼べないものがあります
    その場合は自然言語で指示すると Claude が自動的にスキルを使います
    (例: 「PowerPointを作って」と言えば pptx スキルが使われる)

additionalDirectories に追加したのにスキルが動かない

additionalDirectories はファイルのアクセス範囲を広げるだけで、
スキルの自動発見には使えません
スキルを認識させるには ~/.claude/skills/ にコピーする必要があります(第3章 ステップ3 参照)。

プラグインが使えない

/plugin

で管理画面を開き、Installed タブで状態を確認。
Errors タブにエラーが出ていないかもチェック。


おわりに

Skills の本質は 「繰り返す指示を Markdown に書いて保存する」だけ です。
プログラミングの知識は要りません。やっていることは「いつも打っている指示をファイルに書き出す」、ただそれだけ。

このガイドで作ったスキルを振り返ると:

  • our-excel — デザインルールを書いただけ
  • translate-doc — 翻訳の手順を書いただけ
  • env-check — チェックしたいコマンドを並べただけ
  • our-rules — コーディング規約を書いただけ

どれも「Claude への指示メモ」でしかありません。
あなたが普段 Claude に繰り返し伝えていることがあれば、それがそのまま次のスキルになります。

Accenture Japan (有志)

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