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PowerPointをAIが“理解して直す”時代が来た?

に公開

最近、Maxプラン限定で公開された
Claude in PowerPoint
を試してみました。

結論から言うと、

「AIがPPTを作る」から
「人が確認し、AIがそれを理解して直し返す」
そんな世界に“なりそうな気配”を感じた

という体験でした。

まだ完成形とまでは言えませんが、
今までのPPT生成AIとは明らかに違う挙動が随所に見えました。

「AIがPPTを作る」ではなく
「会社のPPTテンプレを使って、AIと一緒に仕上げる」

といったPPTスライド生成作業をVibeCording的に実施できるようになってきたなという感じがしました。

今回やったこと

今回やったことは、次の2つです。

  1. PowerPointテンプレートを使って、3枚の説明スライドを生成

  2. Excelの売上データを添付して、分析ダッシュボードを作成

    • 生成結果を、人とAIのやり取りで修正しながら完成形に近づける

① まずは3枚スライド生成

スライドマスター準拠=会社公式テンプレがそのまま使える

最初にやったのは、
Claude in PowerPointの機能説明を 3枚のスライドにまとめてもらうことです。

ここで重要なのが、

あらかじめ設定されている「スライドマスター」をもとに
スライドを生成してくれる

という点です。

実際に投げた指示(全文)

以下のClaude in PowerPointの機能について3ページにまとめて。
文字とオブジェクトのデザイン・配色はアクセンチュア公式デザインを指定。
文字フォントはMeiriyoを指定。

https://claude.com/claude-in-powerpoint

この指示だけで、

  • テンプレ準拠
  • 配色・フォントの破綻なし
  • レイアウト崩れなし

という状態のスライドが出てきました。

▼ 実際に生成されたスライド例


② Excelを添付して、売上ダッシュボードを作成

次に、Excelの売上データを添付して、
分析結果を1枚のダッシュボードにまとめてもらいました。

今回使ったExcelデータ

  • 売上・粗利・広告費などを含む取引データ
  • 行数もそれなりにあり、サンプル用の簡易データではない

▼ こんなExcelを渡して分析させた(1500件の売り上げデータ)

KPIやグラフ構成は、いわゆる王道です。

  • 総売上/総粗利/粗利率/広告費/注文数
  • 月次売上推移
  • 地域別売上
  • チャネル構成
  • 広告費 × 売上

Excel計算が最初は間違っていた → 協働フェーズへ

最初に生成されたダッシュボードを確認すると、
数値に違和感がありました。

Excelを手元で突き合わせると、

  • 売上や地域別集計の数値が合わない
  • 一部の行しか集計されていないように見える

という状態。

そこで、

「この数値、Excelと合っていません。
添付したExcelデータ全体を再チェックして、
計算方法を修正してください」

といった感じで修正を依頼。

ExcelとPPT、両方を参照して修正するAI

するとClaudeは、

  • 添付されている Excelファイルを再参照
  • 集計ロジックを見直し
  • KPI・グラフ用データを再計算

という感じでPPTを修正してくれました。

レイアウトも、AI自身がスクリーンショットでチェックする

さらに印象的だったのが、

Claude in PowerPoint自身が、
生成したスライドのスクリーンショットを取得し、
レイアウト崩れや重なりをチェックして修正する

という点です。

  • 文字が重なっていないか
  • グラフと凡例が被っていないか
  • 配置が不自然でないか

こうした 人が最後にやる目視チェックを、
AI側が担おうとしているのは、
今までのPPT生成AIとは明確に違うポイントだと思いました。

実際に投げた指示出し(ダッシュボード生成・全文)

添付Excelの「Raw_取引データ」シートだけを使って、1枚のダッシュボードスライドを作ってください。

【レイアウト】
- 上段:KPIカードを5つ(総売上、総粗利、粗利率、総広告費、注文数)
- 下段:グラフを4つ(2×2配置)
  ① 月次売上(折れ線)
  ② Region別売上(横棒Top5)
  ③ Channel構成(ドーナツ)
  ④ 月次:広告費と売上の関係(散布図)

【共通ルール(表記)】
- 表記はすべて日本語
- 金額は円表記(必要に応じて「万円」「百万円」などで見やすく)
- グラフのタイトル・軸ラベルも日本語に統一
- スライド右下に「データ元:Raw_取引データ」「集計単位:月次」などの注記を小さく入れる

【共通ルール(カラー:重要)】
- 見やすい配色(高コントラスト、色覚多様性に配慮)で色分け
- 同系色の濃淡だけで区別しない(似た色を並べない)
- 同じカテゴリ(例:RegionやChannel)は常に同じ色で統一
- 背景は白、文字は濃色、グリッド線は薄めで主張しすぎない
- 色は「多くても6色程度」に抑え、必要ならTop5/Top6に絞って見やすく

【仕上げ】
- 各グラフの下に短い示唆を1行ずつ入れてください

生成されたダッシュボードスライド

まとめ:会社公式テンプレ前提で「AIと一緒に仕上げる」感覚

Claude in PowerPointを使ってみて感じたのは、

  • スライドマスター準拠で作れる
    → 会社公式PPTテンプレをそのまま使える
  • 一発生成の完成度は「そこそこ」
  • でも 確認 → 指摘 → 修正 のループが成立する
  • ExcelとPPT、両方を参照して修正する挙動がある
  • 基本的なレイアウト自己チェック&自動修正する挙動がある
Accenture Japan (有志)

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