FigmaからAdobe XDにファイルを変換・移行する方法
ある案件でプロジェクトを引継ぐにあたって、FigmaからAdobe XDに移行する必要があったのですが、検索してもいまいち良い解決策が出てこなかったので、共有しようと思います。
※デザインツールについての話題ですが、技術的な話も含まれると考えZennに書き残しておきます。選定の参考材料にしていただけますと幸いです。
変換ツール
今回は、コンバーターを使用する方法を検討しました。
(Googleで検索すると、記事によっては「まずSVGに変換します」と書いているものもありますが、それって画像でエクスポートするのと大差ないじゃん…と思っています。)
方法1.Convertify
- 無料で使えるFigmaのプラグイン Convertify
- 画面数が多すぎると変換が99%で止まる
- 変換は10回までで、それ以上はlicense keyが要求される
方法2.magicul
- 有償の変換ツール https://xd2sketch.com/
- 50画面までは$67、それ以上は$94で一括変換。
- フリートライアル版が存在しませんが、CSにメールで問い合わせたところ、数画面の簡単なテストファイルを変換してくれました
要素のズレはどちらも大差ありませんでしたが、今回は画面数が多く一括での移行が望ましいと判断し、magiculを利用しました。
事前準備
今回見落としていたのですが、Clean Documentなどで、Figma側で不要なGroupや非表示の要素を削除するなど、ファイルをキレイに整理してから変換すると作業の手間が減るのかなと思いました。
変換した所感
要素の位置などに大きなズレはなく、一見キレイに置き換わっているように見えますが、実際XD上でデザインが出来るレベルに持っていくには工数がかかりそうです。
反映されなかった箇所
- コンポーネント設定
- 角丸の設定(0pxになってしまう)
- マスクしている箇所のズレ
- px単位でズレが生じる(ここが意外と厄介)
取り組み
親コンポーネントとの連携が失われてしまいますが、XD上で親コンポーネントを表示しようとすると自動で生成してくれるので、その機能を使って親コンポーネントを復元しました。
おわりに
今回は引継ぎまで1週間しかなかったため必要最低限の置き換えとなりそうですが、本来であればすべての置き換えに1ヶ月程度かかりそうだなと思いました。(実際、XD→Figmaの例ですが80画面を1ヶ月で置き換えた話もあります)
個人的にはFigmaの思想が大好きなので、Figmaを推してしまいがちですね・・・
最後までお読み頂き、ありがとうございました! 他にもっと良い解決策や、文章の誤表記等ありましたらコメントいただけますと幸いです。
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